デジタル関連用語

2005年作成


AAC【(英)Advanced Audio Coding】 BSデジタル放送の標準音声フォーマット。帯域を分割して耳感上、影響の少ない周波数帯を大幅に圧縮する方式で、効率良く圧縮する。MP3よりも低いビット数で高音質。【参照】 MPEG

ADAT【(英)ALESIS digital audio tape recorder】 デジタルマルチレコーダ、およびレコーディングの方式、信号の規格。提唱したALESIS社のAをとってこのように呼ばれている。

ADPCM【(英)adaptive differential pulse code modulation】 PCMデジタルサンプリングの方式で、変化量の少ない部分と大きい部分を分割して圧縮を掛けてデータ伝送する方式。

ADSL【Asymmetric Digital Subscriber Line】 非対称デジタル加入者線という。1対の電話線を使って通信するもので、電話局→利用者方向の伝送速度は速く(1.5〜9Mbps)、利用者→電話局方向の伝送速度は遅い(16〜640kbps)ことから「非対称(asymmetric)」と呼ばれる。一般家庭の既存の電話線を使って、インターネットへ常時接続しておけて、高速で安価。

AES/EBU AESとEBUが共同で定義した業務用デジタルオーディオ規格。伝送の安定化をはかるためにバランスタイプの音声ケーブル1系統で2chの音声信号と補助情報を伝達する。BNCとXLRタイプのコネクタが使用される【参照】AES、EBU

ATRAC【(英)adaptive transform acoustic coding】 MD に使用されている音声圧縮方式。元のデータの5分の1程度に圧縮する。さらに圧縮率を高めたATRAC3という形式もある。

BSデジタル【broadcast satellite digital】 2000年12月から放送開始したデジタル方式の衛星放送。MPEG2デジタル圧縮を使用しているのでゴーストやノイズが非常に少ない。ハイビジョン方式、5・1サラウンド音声方式のほか、番組の内容に応じて別の方式で放送することも可能。テレビはNHK衛星第1、NHK衛星第2、NHKハイビジョン、BS日テレ、BS朝日、BS-i、BSジャパン、BSフジ、WOWOW、スター・チャンネルの10チャンネルで、他に静止画付きの衛星ラジオ23チャンネルや各種データ放送などがある。

BWF【broadcast wave file format】 ブロ−ドキャスト・ウェブファイル・フォーマットの略で、EBUが定めた音声データの基準。パソコンで使用しているwaveファイルを放送用に発展させたフォーマット。BWF-Jは日本版で、この基準に沿って作成したデータをCD、MO、HDDに記録して、番組やCMのデータとして受け渡しする。

CS放送【communications satellite】 通信衛星を利用したデジタル有料放送で、多チャンネルで放送している。BS放送が大出力(120 W)・少チャンネルであるのに対して、CS放送は小出力(70W)・多チャンネルである。CSは、2002年からBSと同方向の静止軌道に位置するので、BSのアンテナと兼用できる。

DAW【(英)Digital Audio Workstation】デジタル信号を編集するノンリニア編集システムのこと。特徴は、元の信号を直接加工しないので元の信号の原形が残っていることと、ハードディスクに記録するのでランダムアクセスが可能なことである。映像とのシンクロ編集がスムーズなのでMAスタジオで多く使用され、CDのマスタリング・スタジオでも使用されている。MacintoshをプラットフォームとするPro Toolsは、最も多く導入されているDAWである。【参照】ノンリニア編集

DSD【(英)direct stream digital】 CD のサンプリング周波数の64倍(2.824MHz)、1ビット量子化でデジタル変換されたパルス信号を、PCM変換せずに直接記録する方式。アナログ波形の振幅の変化がパルスの密度で表される。データ量は、一般のCDの4倍、原理的には1.4MHzまで周波数特性を伸ばすことができる。

DTM【(英)desk top music】 パーソナル・コンピュータを用いた、シーケンス・ソフトウェア、MIDIインターフェイス、マルチティンバー音源をメインとした音楽製作システム。

DTS【digital theater systems】 劇場用デジタル音声システムで、ドルビーデジタルと同様の5・1サラウンド方式であるが、圧縮方式が異なる。【参照】ドルビー・デジタル

Fs【(英)sampling frequency】 サンプリング周波数。

IEEE1394 アップル社のファイヤーワイヤーを発展、標準化したデジタルネットワークの規格。コンピュータ、家庭用映像、音響機器の接続が簡易化される。アイ・トリプルイー・1394と読む。【参照】ファイヤーワイヤー、mLAN

JPEG【(英)Joint Photographic Experts Group】 ●写真専門家合同委員会の略 ●静止画を効率良く圧縮する伝送フォーマット。動画にも利用される。ジェーペグと読む。【参照】MPEG

MADI【(英)Multi-channel Audio Digital interface 】 AES/EBU規格のマルチ・チャンネル対応規格で、光ケーブルや同軸ケーブルなどにより、1本のケーブルで48チャンネルや64チャンネルのデジタル・オーディオ信号を伝送できる。マディと読む。

MDLP【mini disk long playing 】 MDの長時間録音再生モード。高音質で圧縮できるATRAC3という技術で、標準74分の2倍または4倍の長時間ステレオ録音が可能。MDLPの再生はMDLP対応の機器でないと再生できない。【参照】ATRAC

mLAN IEEE1394を音楽やSRの分野に応用するための規格。MIDI情報、マルチチャンネルオーディオなどを高速で伝送する。【参照】IEEE1394

MMC【(英)MIDI Machine Control】 マルチレコーダなど音響機器(場合によっては照明などの舞台演出に関わる機器)をMIDI信号で制御する方式、またはそのMIDI情報。

MP3【(英)MPEG1 Audio Leyer3】 MPEG1で規定されたデジタル音声圧縮方式の一つで10分の1に音声データを圧縮できる。圧縮率が高く音質も良いので、インターネット上での音楽の伝送など、音楽をパソコンで扱う場合に用いられる。インターネットによる音楽配信、半導体メモリーの音楽プレーヤなどで利用されている。【参照】MPEG

MPEG【(英)Moving Picture Coding Experts Group】 動画像専門家委員会の略。動画映像信号の圧縮技術の標準化を検討する委員会。動画像を圧縮する伝送フォーマット。CDなどに使われるMPEG1、ハイビジョン対応のMPEG3、一般的な音声符号化標準のMPEG4など、様々なレベルの規格を検討している。エムペグと読む。【参照】JPEG、MP3、AAC

RS232 パソコン通信のシリアルデータ伝送方式の規格。不平衡のため伝送距離は短い(10〜15m)。

RS422 平衡型のシリアルデータ伝送方式。1,000m程度まで伸ばすことが可能。

SCMS【(英)Serial Copy Management System 】 デジタル録音機器による無制限なコピーを防止する機能。主に録音用のDAT、MDなどのデジタル録音機器に装備され、デジタル・コピー時にデータのコピー履歴をチェックし、孫コピー(コピーされたものからの再コピー)の場合はコピーを不可能になる。

SDTV【(英)standard definition television】 標準テレビのことで、走査線480(有効)のインターレス方式。画面比の4:3のテレビ放送規格。

S/PDIF【(英)Sony / Philips Digital Interface】 2チャンネルの民生用デジタルオーディオの規格。ソニーとフィリップスが提唱する2チャンネル、デジタルオーディオ接続フォーマット。CDやDATなどで、1本の同軸ケーブルや光ケーブルでステレオ伝送できるの規格。

SRCサンプリングレート・コンバータ【(英)sampling rate converter】 特定のサンプリングレートで記録されたデジタル信号を、別のサンプリング周波数に変換するコンバータ。例えばCDのサンプリング周波数44.1kFsを48kFsに変換し、サンプリング周波数を揃えることでミクシングなどが可能となる。

USB【(英)Universal Serial Bus】 パソコンと周辺機器の接続するインターフェイスの規格。接続がシンプルで容易になり、高速の通信が可能になる。

WMT【(英)Windows media Technology】 マイクロソフト社が提唱する動画や音声等含めたマルチメディア対応のデータ圧縮方式。この音声部分を抜き出した方式をWMAという。


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