いろんなお知らせ

〜このペーシは敬称を略しています〜


ライブ・エンターテイメントEXPO
技術セミナー

ライブ・エンターテイメントEXPOは2017年5月31日(水)〜6月2日、千葉県の幕張メッセで開催され、そこで本部が協賛する技術セミナーを実施された。

技術セミナーは、2ヶ月にわたり講師と監修者が入念な打合せを行い、90分内に収まるように手立てをして実施した。

会員の皆様には、第一部のテキスト(PDF)を差し上げます。

お申込みは  https://seashonbu.jimdo.com/お問い合わせ/ から。

★第一部 ビギナー編「イベント関係者のための初歩の音響学」
〜見えない音響の世界を易しく説く〜


講師:糸日谷 智孝(独立行政法人 日本芸術文化振興会)

見えない音を上手に操るために、音の発生、音の性質などを易しく解説する初心者向けのセミナーでした。

  

★第二部 ベーシック編「スピーカシステム設置の基礎知識」
〜カップリング・キャンセレーション・ビームステアリングなどの検証〜


講師:奥山 竜太(オフィス・アール)

スピーカを複数使用すると必ず互いに影響して、音質は変化します。その様子を解説。また、ラインスピーカの放射角度をコントロールするビームステアリングの仕組みを解説しました。

 

★第三部 スペシャル編「劇場・ホールのオーディオネットワークの構築」
〜その利点と課題〜


講師:浪花 克治(浪花千葉音響計画 有限会社)

劇場に張り巡らされたオーディオネットワークはとても便利ですが課題も多く、その実例を示しながら、ネットワークを上手に使いこなすことを学んだ。

主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
協賛:一般社団法人日本音響家協会
協力:ボーズ合同会社/コモドマッティーナ株式会社/松田通商株式会社
監修協力:持丸聡(本協会会友)


創立40周年記念祝賀会

本協会創立40周年記念祝賀会は社員総会が開催された5月23日(火)、18時からステイゴールド銀座で開催されました。
最初に八板賢二郎会長の挨拶があり、日本音響家協会の運営の特徴や今後の音響界のあり方などについて話され、その内容の要約は次のとおりでした。

▲会長あいさつ

『本協会は『良い環境でいい音を!』を目指して1977年に結成されました。この「環境」には音響機器、音場だけでなく音響家の生活環境も含まれています。
そして「駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」の理念で組織を構成し、放送・舞台、演劇・音楽、音響機器の設計/製造/販売など、音に携わる人のすべてが平等に参加できるように、個人会員のみとなっています。つまり協賛会員等は設けなかったということです。
また、本協会は支部ファーストで運営しています。これは「言葉が違えば考えも異なる」の例えに基づき、各地の特徴を活かしたイベントを企画して実施することを推進してのことであります。
本協会は「研鑽の場」としての団体であってユニオン的な要素はありません。そして会員の会費だけで、補助金などは一切もらわずにイベントを実施していますので、ITを活用して会員のボランテイアで運用しています。つまり、パソコンを拠点として運用し、事務所は持たないわけです。
今後は技能向上だけでなく、音響家たちの繁栄を目的として活動してまいります。「良い生活環境で・・・」です。繁栄をもたらすには、狭いところに閉じこもっていないで、そこから抜け出す必要があると考えます。幕張メッセで開催するライブ・エンターテイメントEXPOを支援しているのは、私たちのマーケットを拡大したいからであります。現場の音響家たちが、そして会社が潤わなければ音響機器は売れないので、桶屋が儲かるという諺のようなスパイラルを考えなければならないと思います』

会長の挨拶に続いて、長年お世話になった企業に対して感謝状が贈られた。感謝状贈呈社は次のとおりです。(敬称略 50音順)


株式会社エーアンドブイ、株式会社エヌ エス イー、株式会社オーディオテクニカ、オタリテック株式会社、音響芸術専門学校、音響特機株式会社、カナレ電気株式会社、コモドマッティーナ株式会社、桜井会計事務所、株式会社JVCケンウッド・アークス、城陽電子機器株式会社、株式会社テレ・ポーズ、株式会社日本経済広告社、ネットワーク株式会社、株式会社パシフィックアートセンター、株式会社パワーハウス、ヒビノインターサウンド株式会社、ベステックオーディオ株式会社、ボーズ合同会社、松田通商株式会社、株式会社 総合印刷むろおか、株式会社ヤマハミュージックジャパン、ヤマハサウンドシステム株式会社、ライブギア株式会社、ローランド株式会社

感謝状贈呈後は協会の新顧問となった豊島政実さんの乾杯の音頭で、生バンドの演奏になり、40年の歩みを綴ったパワーポイント108枚が投影されました。バンドはUnder The Sun (塩崎浩二プロデュースSpecial Live)でした。

▲豊島顧問

▲Under The Sunの演奏


ここで、私たちの目指すSRをやってみました。本協会がストリートジャズのジャズイン府中を支援して、お金の掛からない音響をやりましたが、その成果の活用です。
ボーズ社の棒状スピーカL1を2個拝借して、1個をキーボードの後ろに仕込みキーボード専用のSRとし、もう一つをバンド後方中央にボーカル専用として設置しました。ベースとギターは自前のアンプから、ドラムは生として、全員モニターは使用せず、バンドリーダーがバランスと音量を設定して、本番となりました。リハーサルでは少し大き過ぎるかなと思っていたのですが、客が入るとちょうど良い音量になりました。流石です。ミクシング操作は不要で、この心地よい「音楽」に酔いしれた来場者からは、まことに自然な音で素晴らしいと、絶賛の評価をいだきました。

祝辞は、音響家技能認定講座の教科書の校正などを手伝っていただいている高崎市文化会館の平野克明さんからいただきました。また北海道支部の坪田栄蔵さん、東日本支部の泉谷毅さん、北陸支部の西畠理さん、中部支部の吉田廣嗣さん、西日本支部の前川幸豊さんから思い出話をしていただきました。

▲平野克明氏

▲坪田栄蔵さん

▲泉谷 猛さん

▲西畠 理さん

▲吉田廣嗣さん

▲前川幸豊さん

最後の演奏が19時52分に終了して、丹羽功副会長の音頭による三本締めにより、制限時間いっぱいのお開きとなりました。

▲手締めの丹羽 功さん

▲MCの糸日谷智孝さん


北海道支部ホール見学会

4月19日、北海道支部総会に合わせて、昨年開設された新しいホールの見学会を行いました。
訪れたホールは、北海道を代表する菓子店のひとつ「六花亭」が作った「ふきのとうホール」で、シューボックス形式の221席のクラシック主体に考えた小ホールです。
クラシック主体ということで少ないスタッフで運用できるように、袖で音響も照明も操作できるようにしてあります。
六花亭」では、このホールができる前から北海道内のいくつかの店舗で定期的にクラシックコンサートを企画しており、ここを拠点とするレジデンスアンサンブルを持つなど、芸術文化振興に力を入れています。(報告:坪田栄蔵)


2016年度後期、優良ホール100選新認定

認定施設 愛知県芸術劇場

                                   
認定理由
県直営から、指定管理者(公財)愛知県文化振興事業団運営に変わり、舞台技術グループの発足、技術監督の設置、日頃の積極的な舞台設備修繕はもとより、平成28年度から5年計画(舞台関係は3年)での大規模改修工事の実施、愛知県芸術劇場中長期計画の策定、愛知県芸術劇場館長ミッションステートメントのとりまとめ、警察・消防との協力によるテロ対策訓練の実施、プロオーケストラと連携した避難訓練コンサートの実施等、利用者の方の立場にたった劇場運営・安全対策・音響をはじめとする舞台関係設備の充実に取り組んでいる。


支部総会案内

★東日本支部 4月24日(月)18:30〜20:30
代々木研修室4F会議室B

★西日本支部 5月9日(火) 16:00〜18:00
大阪市立青少年センター ココプラザ  会議室801


ジャズ音響塾2017 実施報告

日時:2017年4月5日
会場:垂水勤労市民センター レバンテホール   

演奏:ビッグフレンドリージャズオーケストラ(BFJO)
講師:原田健一(高砂高校ジャズバンド部顧問)、浅原勇治

主催:一般社団法人日本音響家協会西日本支部
協力:高砂高校ジャズバンド部


2017年日本音響家協会賞受賞者決定

協会賞受賞者は内藤博司(ナイトウヒロシ)様と決定しました。

贈賞理由
演劇の音響効果一筋に歌舞伎から新派、ミュー ジカルに至るまで、さまざまなジャンルで演目に最も相応しい音響効果を作り上げてこられ、作品や俳優の機微を音で表現し、魅力を最大限に引き出す 優れたプランナーであると共に、後継者の育成にも注力され、この大きな功績を讃えて日本音響家 協会賞を授与します。


経歴
1957年     北海道出身
1977年     株式会社ショウビズスタジオ(現:松竹ショウビズスタジオ株式会社)入社
2017年     現在に至る

功績 (最近の参加作品)
2012年12月 日生劇場 「日本橋」(齋藤雅文演出)
2014年12月 歌舞伎座 「幻武蔵」(坂東玉三郎演出・出演)
2015年03月 新橋演舞場 藤山直美主演 スーパー喜劇「かぐや姫」
2015年04月 東京芸術劇場 グループ る・ばる「蜜柑とユウウツ~ 茨木のり子異聞~」(マキノノゾミ演出)など多数。


第14回 邦楽セミナー

2017年2月21日、名古屋市芸術創造センターホールにて名古屋市芸術創造センターと共催で第14回邦楽セミナーを開催しました。「三曲Part-3」となる今回のセミナーは、三曲の歴史などの基礎知識から楽しみ方まで、箏、三味線(三弦)、尺八の個別の音を聴きながら、楽曲や楽器の知識を深めるとともに楽器への音響的なアプローチをしました。
講師は、本セミナーで三曲といえば箏曲正絃社家元 野村祐子師。 三曲の歴史や筝、三味線、尺八の基礎知識を学び、実際の演奏を聴いて楽しみ方を学び、楽器別にマイクを通して録音した音を聴き比べ、マイクの違いと狙い位置による音の違いを如実に体験しました。33名の受講者の方々も真剣なまなざしで取り組み、質疑応答も交えて有意義な一日をすごしました。
協会の法人化を契機に14回を数えた中部支部の邦楽セミナーは、これからも日本の音楽とその心に迫り、音の真髄を求め続けたいと思います。 〔報告 松島大樹〕


プロ音響機器フェア in NAGOYA 2017

2月15日(水)中京地区新春の恒例行事となった「プロ音響機器フェア in NAGOYA 2017」を日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開催した。
11:00に開場し、スピーカ試聴会(13:00~18:30)は途中2回のインターミッションを挟んで10社12ブランドのスピーカーを試聴した。今回は「今1番売りたいスピーカ」のテーマの下、出展各社の方々にプレゼンテーションして頂き試聴した。
各社様々なスピーカのプレゼンテーションと試聴から、軽量・省スペースのスピーカシステムでも結構な数のオーディエンスをカバーできる機種が多々あることを再認識すると共に、様々な現場でそれぞれに最適の音を提供できる選択肢の多さを実感した。
また、ロビー展示ではスピーカ試聴出展10社の他、3社に展示出展を頂き合計13社のブース展示があり、中京地区の音響家達の興味を喚起して各ブースで大いに話が弾んでいた。
次回は2018年3月13日(火)に開催する予定。来年はどんなデバイスが出てくるのか、今から楽しみだ。


第3回音響セミナー 「最新の舞台音響事情」

2017年2月21日(火)13時30分~17時   黒部国際文化センター コラーレ
        22日(水)10時~12時   音楽夢工房

黒部市国際文化センター コラーレ / 音楽夢工房(見学)

主催:富山県公立文化施設協議会・(一社)日本音響家協会北陸支部

協力:ローランド(株)、ボーズ(株)、パナソニックシステムネットワーク(株)

・セミナー1 「音響フリーソフトの活用」
  前津幡町文化会館シグナス舞台音響担当 山崎 武志(日本音響家協会会員)
・セミナー2 「ディジタル卓及び音声転送のテクノロジー」
  ローランド株式会社  藤田 直弘
・セミナー2 「スピーカーのテクノロジー」
  ボーズ株式会社  嶋本 裕之
・セミナー3 「システムのテクノロジー」
  パナソニックネットワークシステム株式会社 大熊 康裕

2月21日の午前のセミナーでは講師の山崎氏よりPCフリーソフトを活用した音源の加工・編集の仕方を実習した。午後のセミナーでは最近の音響事情とテクノロジーについて各社説明を頂いた。ローランド社はディジタル卓について、ボーズ社はF1の試聴、パナソニック社は音の入り口から出口までのトータルシステムの説明と試聴をした。
2月22日は支部会員でもある加藤氏の「音楽夢工房」を15名で訪問・視察させて頂いた。概要の説明を受け、持ち込んだCD等でゴトウユニットで構成されたシステムの音を拝聴した。(山本広志)


セミナー「楽器を知ろう、バイオリン編」実施報告

2017年3月10日、国立音楽大学で開催されたセミナー「楽器を知ろう・バイオリン編」は80名以上の受講者を迎えて、成功裏に終了しました。
第一部は、楽器の仕組みをしろうというテーマで、須永枢による「バイオリンの歴史と構造」について講義があった。

▲須永枢

第二部は、ストラディヴァリウスの謎を探ると題して、国立音楽大学等の教授を務める永峰高志氏の協力によって、ストラディヴァリウスを音響の視点から検証した。

▲永峰高志

検証後、ヴァイオリンの裏と表の位相は逆ではないかという質問で紛糾したが、豊島政実博士の「楽器は点音源だから」という発言で落着。ストラディヴァリウスは全方向に等しく放射していて、他のメーカーのものと異なり、大きな音でなく、強いエネルギーが出ていることが理解できた。
楽器音は(小さい音源)は点音源であって、理論的に四方八方に等しいエネルギーが同位相で拡散していることを理解して欲しい。
最後は、弦楽オーケストラ(Vn,Va,Vc,Cb)総勢8名+ストラディバリウス(講師)の演奏で締めくくった。

▲弦楽オーケストラ

協  力 :国立音楽大学、日本音響エンジニアリング株式会社、ローランド株式会社

主催:一般社団法人日本音響家協会東日本支部


2017年 日本音響家協会賞候補者募集のお知らせ

日本音響家協会賞候補者を「日本音響家協会賞規定」に基づき募集します。
音響の分野において独創的・飛躍的な成果をあげ、音響分野の進歩に大きく寄与し、音響分野の繁栄に著しく貢献した候補者を、ご推薦ください。
別紙、候補者推薦用紙にご記入の上、メールにて seasaward@gmail.com まで応募ください。 
締切りは2017年3月31日

贈賞式は5月23日、14時30分から、銀座ステイホテルで行います。

続けて、20分〜30分ほど記念講演をお願いします。

これまでの受賞者は http://seas.or.jp/office/seasaward.rule.html をご覧ください。

応募用紙PDF→


オペラ・サウンドデザイン・セミナー 報告

日時: 2017年2月10日(金)13:00~17:00
場所:滋賀県立芸術劇場 (びわ湖ホール)

今回は、ドニゼッティ作曲の歌劇『連隊の娘』を題材に、音響デザイン、マイクアレンジや音像定位、オーケストラに対する音響のアプローチなどについて解説し、現場の舞台づくりを体感しました。

講師:押谷征仁(びわ湖ホール・音響デザイナ)
主催: 日本音響家協会 西日本支部
協力: 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 


一般社団法人日本音響家協会創立40周年記念
音響サロン「 トークショウ・先達たちの知恵」

日 時:2017年2月6日(月)
会 場:新宿文化センター第一会議室

出演者
・及川 公生 レコーデイング・エンジニア
・豊島 政実 スタジオ設計エンジニア、元日本ビクター株式会社
・八板賢二郎 音響デザイナ、元日本芸術文化振興会

主 催:一般社団法人日本音響家協会・東日本支部
協力:ボーズ株式会社

会員限定のイベントでしたが、OB会員と協会を支援していただいている方々をお招きして開催しました。
及川さんには“レコーデイングしたCDを聞かせながら苦労話"を、豊島さんには“英国のアビーロードスタジオの設計時のエピソード"を、八板さんには“歌舞伎に音響部門を導入した先駆者としての苦労話"を披露していただきました。
司会は伊代野正喜さんでした。
終了後はロビーで受講者たちと記念写真を撮影し、その後の懇親会はトークショウにおける「話し不足、聞き不足を補う場」として、大いに盛り上がり、40年前の創立当時の雰囲気になりました。
懇親会のお開きは、“一本締め”だと“一丁締め”と間違う人が多いので“三本締め”にしました。

▲この写真をご希望の方はhonbu@seas.or.jpまでご連絡下さい。


協会創立40周年記念
音のゼミナール「能囃子大研究」 開催報告

国立能楽堂2F 研修舞台 で2017年1月24日(火)14時から開催された音のゼミナールは、コモドマッティーナ株式会社、タックシステム株式会社、オフィス・アール の協力、DSD録音担当の三好直樹さんと高崎利成さん、特性測定担当の奥山竜太さんよって、目的達成できました。最後にDSD収録音を、デジタル卓を通さずにレコーダ出力からパワーアンプに直結して試聴しました。MCは糸日谷智孝さんでした。

舞台進行スタッフは高野仁さんと戸張浩一さんで、富山から参加の高木智裕さんと福井から参加の西畠理さん、京都からの深尾康史さん、大阪からの植田公造さんもサポート。また、コモドマッティーナ社の朝比奈隆史さん、須賀潤さんのサポートもあって、多く方々のお陰で円滑に進行できました。

今回のセミナーは、生演奏を聞くことを第一として、どのマイクが良いかなどと比較することでなく、録音が難しい能の楽器をDSD方式で収録するとどうなるかがテーマでした。

また、書籍などには掲載されていないことを演奏者から聞き出すことも目的でした、

例えば、能管と呼ばれる強烈な音を出す笛の奏者は難聴にならないかという質問に、やはり右耳が難聴になっていて、隣で演奏している小鼓奏者の左耳にも影響を与えているということ。その他の質問など、このセミナーの詳細は機関誌4月号に掲載することにしています。

なお、写真は西畠理さんによるものです。

収録音→ → → →

  

▼演奏者プロフィール(敬称略)

笛方森田流  栗林 裕輔
1977年生。
杉市和及び松田弘之に師事 国立能楽堂第六期能楽研修修了

小鼓方幸流  森 貴史
故住駒昭弘及び亀井俊一、曽和正博に師事 国立能楽堂第六期能楽研修修了

大鼓方葛野流 原岡 一之
1977年生。
亀井忠雄(人間国宝)に師事。  

太鼓方観世流 林 雄一郎
1981年生。
観世元伯に師事。

 

▼受講感想

滅多に実際の演奏を見聞きできない「能囃子」を研修用の舞台とはいえ、実際の能舞台で体験できて、大変に興味深く、面白い経験をさせていただきました。
小鼓、大鼓、太鼓、能管といった四つの楽器それぞれの説明と気鋭の若手演奏家の演奏、続いて合奏と時間もたっぷりと取って、楽器の音響特性などの説明と司会進行も丁寧で分かりやすい内容でした。
何よりも圧巻は合奏でしたね。
各々の楽器が感応し合い緩急自在に音が響きあい、まるでJAZZのジャムセッションを聞いているようでした。
その後も、演奏をスピーカで再現して、実際の演奏との違いなどを直ぐに再現していただき、この再生も手際よく実演奏と再生の時間差が出ないように、準備の周到さが伺われました。
能舞台の構造が音響の反響を考えて、天井や奥の壁から天井への斜めの作りなど、先人の知恵が生かされていることを実際に耳で確認できたことは大いに勉強になりました。
一つだけ、私的にはスピーカを舞台中ほどに設置した再生バージョンも聴きたかった。まぁ、これは贅沢過ぎますね。(志満順一・日本映画テレビ録音協会専務理事)

▲セットアップ状況

▲囃子の演奏

▲小鼓方への質問(MC/糸日谷智孝)

▲録音・測定エンジニア(左から奥山竜太、高崎利成、三好直樹)

▲受講者たちが舞台上を体験

▲測定結果検証

▲舞囃子の演奏(左から林雄一郎、原岡一之、森貴史、栗林裕輔)

▲DVD収録音の試聴


音響家が知っておくべき映像の知識

公共ホールなどでは音響担当者がセッテイングすることが一般的な映像機器について、その基礎知識と設定方法、さらに最新技術を学ぶセミナーを開催した。

日 時:2016年12月7日
会 場:金沢市民芸術村・パフォーミングスクエア
協 力:株式会社プリズム、ライブギア株式会社 、ヒビノ株式会社、エプソン販売株式会社、ドルビージャパン株式会社  
主 催:一般社団法人日本音響家協会北陸支部


北陸支部発行の「小音響かわらばん」 100 号記念パーティ

セミナー・音響家が知っておくべき映像の知識の終了後、2000年から隔月発行してきた北陸支部情報紙「小音響かわらばん」100 号を発行を記念してパーティをアパホテル金沢駅前2階 彩旬 で開催した。


優良ホール100選、新認定ホール

2016年11月1日付けで、大阪市の「いずみホール」が2016年度前期の優良ホールとして、認定されました。

出典:Wikipedia

  

11月28日、本協会役員はいずみホールを訪問し、優良ホール認定書を田辺恭久支配人にお渡しました。写真は、左から日本音響家協会の今城正二西日本支部運営委員と深尾康史副会長、いずみホールの田辺恭久支配人と小味渕彦之ステージマネージャです。


デジタルミキサー比較試聴会の報告

10月7日(金)江東区森下文化センター多目的ホールにて東日本主催の「デジタルミキサー比較試聴会」実施しました。
2013年6月にも同様の試聴会を行ないましたが、印象としては3年間でデジタルミキサーはほぼ成熟期に達しているのではないか?と感じました。
特にデザインは各社ともにディスプレイ面が斜めに立ち上がっている形で、外観だけでブランドを特定するのはなかなか難しいと感じました。
ただし、音質に関しては私が聞いても明らかに違いが分かるブランドがあり、やはり音質の特徴が機器購入や選定の基準になる事はアナログもデジタルも変わらないのではないかと思います。

入場者数は前回の130名から200名以上に増え、お客さんの関心の高さを実感しました。
今回ご協力頂いた出展会社の皆様とスタッフ及び関係者の皆様に感謝いたします。
(東日本支部長:網野岳俊)

参加ブランド
Allen&Heath AVID DiGiCo MIDAS RAMSA Roland Soundcraft YAMAHA 


東日本支部主催の芸術鑑賞会の報告

東日本支部主催による芸術鑑賞会、東京芸術劇場コンサートホールで行われた「ナイトタイムパイプオルガンコンサート」に行ってきました。

残念ながら3人しか応募がありませんでしたが、場内の1、2階席はほぼ満席という状況でした。
今回は、オルガン奏者の小林英之氏とトランペット奏者の山本英助氏によるアンサンブルも含めたパイプオルガンコンサートでした。
山本氏は、2014年2月に国立音楽大学で行った「楽器を知ろう トランペット編」でお世話になっております。

パイプオルガンのソロコンサートを聞く機会はなかなかありませんが、ルネサンス&バロックとモダンの3つの音色を聞くことが出来て、非常に貴重な体験となりました。
重厚なパイプオルガンの音は外の蒸し暑さを忘れさせてくれ、あっという間でしたが、トランペットとのアンサンブルが素晴らしかったことも良い体験でした。
途中でオルガンがバロッグからモダンに転換する所も見ることができ、満足の1時間でした。
来年2月にも同じナイトタイムパイプオルガンコンサートがあるようなので、また是非行きたいと思います。(東日本支部 網野岳俊)

東京芸術劇場のオルガンについて:ガルニエ社の126ストップのパイプオルガンが設置されている。2台のオルガンを180度回転させる方式が採用されていて、ルネサンス(26ストップ)・バロック(37ストップ)・モダン(63ストップ)の各様式に対応できる。

▲バロック

▲モダン


ライブ&イベント産業展技術セミナー 報告


本協会協賛による標記セミナーは、2016年7月8日、幕張メッセ・国際会議場で開催されました。

このセミナーは、音響専門家以外の方にも理解できるよう、実際に音を聴いていただいたり、図版や測定映像などをお見せしたりして、高度な技術を易しく解説しました。

特に音響技術-1は、制作者などの受講が多く、それに関する質問が多く、このセミナーの計画意図が的中したようです。制作者から音響技術者の選定について質問があり、「一方的に自分の考えを押し付けてくる技術者は駄目」「制作者の意図に沿った音作りができない音響技術者は駄目」そして「いい仕事をした音響技術者には高額のギャラを支払いなさい」というアドバイスには受講者から拍手がありました。

音響技術-1  「いい音を創るための音響学」10:00〜11:30
 〜スピーカの設置とチューニングに役立つ基礎知識〜
   講師:高崎利成(ハーティワークス代表)
      八板賢二郎(ザ・ゴールドエンジン代表)

音響技術-2 「高品質な音の構築」13:00~14:30
 〜スピーカを正しく設置し、正確にチユーニング〜
   講師:鈴木淳一(音響特機株式会社)
      増 旭(ザ・ゴールドエンジン相談役)
   
音響技術-3 「音響機器を雑音から守る術」15:30~17:00
 〜アナログ機器への雑音侵入とデジタル機器からの雑音拡散の防止策 〜
   講師:伊代野正喜(ザ・ゴールドエンジン相談役)
      深尾康史(甲陽音楽学院講師)

司会:糸日谷智孝(一般社団法人日本音響家協会理事)
  
主催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
協賛:一般社団法人日本音響家協会
機材提供:音響特機株式会社、コモドマッティーナ株式会社

▲仕込み作業

▲講義の模様

▲チューニング機器類

▲チューニング実技


新ホールスケールモデル見学会

2016年6月28日、北海道支部は北海道科学大学内において、2018年に開設予定の新ホール「札幌市民交流プラザ」のスケールモデルの見学会を開催し、建築音響設計がどのように考えられているのか、新ホールの特徴などを学びました。
また、終了後に懇親会を行い、設計関係者の深い話しを伺うことができました。

見学者の質問とその回答→PDF

▲スケールモデル外観

▲スケールモデル内部

▲説明の様子

▲測定音送出スピーカ


文化庁から海外研修のお知らせ

平成29年度新進芸術家海外研修制度長期研修、平成28年度短期研修・後期の
募集を開始いたしました。

<平成29年度新進芸術家海外研修制度(長期研修)>募集案内
http://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/h29_shinshin_choki.html

書類提出締切日:平成28年8月5日(金)消印有効

  

<平成28年度新進芸術家海外研修制度(短期研修・後期)>募集案内
http://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/h28_shinshin_tanki_koki.html

締切日:平成28年7月15日(金)必着


チューニングセミナーの報告

日時:6月23日 14:00~18:00
場所:新宿区箪笥区民ホール
主催:日本音響家協会東日本支部
協力:ヤマハミュージックジャパン、音響特機、松田通商、オタリテック、ビーテック
内容:第一部 SMAART Ver8のご紹介(音響特機㈱・鈴木淳一氏)
   第二部 チューニングの実技(講師・オタリテック㈱増旭氏)


第13回定時社員総会の報告

日時:5月30日(月)13:30~16:45
場所:東京駅八重洲北口会議室5F3号室

総会前に第56回理事会を開催して、名誉会員の推挙を決議し、総会に発議した。

総会は13時30分から開始し、予定よりも早い14時20分に終了した。

協会賞贈賞式は15時から行われ、引き続き佐倉住嘉氏の受賞記念講演となり "多く方々の助言や提案によって日本オリジナルの製品を開発したり、販売力を高めたりできたエピソードなど" を披露され、最後は「商売はギャンブルだ」という持論で締めくくられた。

総会最後のイベントは、パネル ディスカッション「館長になった音響家たち」
で、公共ホールの館長として活躍している日本音響家協会会員の小林純一さん(たんば田園交響ホール)、丹羽 功さん(名古屋芸術創造センター)、山本広志さん(富山県高岡文化センター)をパネラーに、館長の役目と活動などについて有意義な話題満載でした。司会は糸日谷智孝さんでした。

総会終了後は居酒屋で懇親会を開催し、今期の理事会改選で勇退された木枝義雄氏の乾杯で幕を開けて、2時間30分にわたる宴となりました。


北陸支部音響セミナー・音響講話「日本の舞台芸能のはじまり」実施報告

日時:5月10日(火)15:00~16:30
場所:金沢市近江市場交流プラザ研修室2
講師:八板賢二郎(日本音響家協会会長)

天照大神と天岩戸の神話から始まり、時代を追って雅楽・能・狂言・文楽・歌舞伎と多様な芸能が生まれ発展してきたこと、それぞれに使われている用語や楽器などを分かりやすく解説していただきました。(山崎武志)


まなみーる岩見沢市民会館・文化センターからの便り

優良ホールに認定されたまなみーる岩見沢市民会館・文化センターから受賞の感想文が送られてきました。

後ろ向きのスタッフの写真は、裏方に徹している姿を表現しているようです。

受賞感想文 PDF


2016年日本音響家協会賞 受賞者発表

佐倉 住嘉 氏(さくらすみよし=株式会社カタログハウス相談役)

受賞理由
 佐倉氏はDr.ボーズと共に日本法人を設立。1979年に発表された802スピーカは音響業界にポータブルSRに革命を起こし現在に至ります。
 また、佐倉氏の発想により開発されたベストセラー101型小型スピーカや、業務に不可欠な各種吊り金具などのオプション整備は、業務音響環境を一変させました。
 起業家としてだけではなく、先駆者として音響業界に多大な改革をもたらした功績は、業界枠を超え計り知れません。これらの功績を称えて協会賞を授与いたします。

◎略歴

1936年9月1日  東京都千代田区神田に出生
1955年4月   東京外国語大学入学(スペイン学科)
1959年3月   同校卒業

◎職歴

1959年4月

東和通商株式会社(中南米向け雑貨及びプラントの輸出商社)

1959年5月

メキシコ駐在1年間 

1970年4月

サムサンコーポレーション創業 代表取締役就任(韓国の腕時計メーカー、スイス腕時計メーカー・エニカー社と協定。韓国製スイス時計の中南米向け輸出商社) 

1971年4月

スタンダード工業株式会社 取締役就任(その後日本マランツ株式会社 D&Mに社名変更 東証二部上場) 

1971年7月

米国スーパースコープ社 取締役就任日本マランツ株式会社の親会社) 

1971年11月

東京SEC株式会社 代表取締役就任(三星グループが韓国内に電子機器工場を設立するにあたり、テレビ工場・ステレオ工場部門の製造ノウハウ供給機関。三星電子とのジョイントベンチャー会社)

1972年3月

赤坂で中華・サンマタルを開業

1977年4月

英研株式会社設立 会長就任(英語塾を家庭の主婦が開設するノウハウを供給する会社) 

1978年8月

米国法人ボーズ・アジアリミテッド 代表取締役就任(ボーズ製品の日本への輸入販売会社) 

1984年5月

ボーズ株式会社に改組 代表取締役就任 

1989年11月

「ジャパニーズ・イングリッシュの逆襲」をファンハウスより上梓 

1991年2月

米国ボーズ・コーポレーション 副社長就任

1998年6月

「サラリーマンのための英語出世塾」を小学館より上梓

2008年4月

ボーズ株式会社 名誉顧問就任 

2008年5月

「修羅場のビジネス突破力」を小学館より上梓 

2009年6月

「ご挨拶」を文藝春秋より上梓 

2010年1月

株式会社カタログハウス 代表取締役就任

2013年4月

株式会社カタログハウス 相談役就任

2014年4月

株式会社カタログハウス 代表取締役就任

2015年4月

株式会社カタログハウス 相談役就任 



関西放送機器展の 開催案内

日時:2016年6月23日(木)〜24日(金) 10:00~17:00

場所:大阪南港ATCホール

  
内容:関西の放送・映像・通信・コンテンツ制作関連に携わる方々を対象としたプロフェッショナル・業務用機器・関連サービスなどの総合展示会。

入場無料(※ご入場は専用サイトから事前来場登録が必要です)
  専用サイトhttp://www.tv-osaka.co.jp/kbe/index.html

主催:関西放送機器展実行委員会


ロームシアター京都の見学会

日時:2016年4月5日(火) 
場所:ロームシアター京都
主催:一般社団法人 日本音響家協会・西日本支部
協力:ロームシアター京都

日本を代表するモダニズム建築として評価の高かった京都会館(1960年設立)を再整備し、既存の建物価値を継承しつつ、大きく舞台機能を向上することで、より質の高い舞台芸術を表現できる新たな文化創造の場、文化芸術都市・京都を世界に向けて発信する拠点となる劇場へと生まれ変わりました。


新認定優良ホール

新しく「まなみーる岩見沢市民会館・文化センター(http://www.manamiru.jp)」及び「兵庫県立芸術文化センター(http://www.gcenter-hyogo.jp)」を優良ホールに認定しました。


2016 JAZZ音響塾 〜ビッグバンドSR体験セミナーの実施報告

日時:2016年3月29日

会場:明石市西部市民会館

講師:原田健一(高砂高校ジャズバンド部顧問)・浅原勇治(日本音響家協会会員)

演奏:ビッグフレンドリージャズオーケストラ(BFJO・兵庫県立高砂高校ジャズバンド部)

機材協力:ローランド株式会社、ライブギア株式会社

▲BFJOの皆さん

▲SRはKアレー。生音にも馴染む音でした。

  

▲卓はローランドのM-5000で、96k24bitで同録して試聴。演奏者たちに大好評。


藝どころ名古屋で学ぶ 第13回邦楽セミナー「雅楽」


2016年3月2日、雅楽の演奏を「雅音会」、基礎講座の講師を雅音会の「伊藤 繁」師(演奏では篳篥を担当)、専門講座を常任講師の「犬塚裕道」氏で、名古屋市中川文化小劇場にて開催しました。

第一部の基礎講座で、雅音会の伊藤 繁講師に「雅楽の成り立ち」について講義を受けました。


▲雅音会 伊藤 繁 講師

第二部は犬塚裕道常任講師による専門講座で、雅楽の各楽器をそれぞれ単独で演奏していただき、実際に生音を聴きながら録音して聴く「雅楽の楽器を聴く・録る」。
受講者のリクエストでマイク位置をいろいろ替えて録り、聴きました。

▲ 笙を聴く・録る

▲鉦鼓を聴く・録る・近くで視る

▲フル編成の演奏を聴く・録る

受講者のアンケートに、「雅楽で使用する楽器は中々知る機会がないため良い機会であった。」「演奏家の立場の話が聞けて良かった。」「マイキングが参考になった。」などがあり、非常に充実した一日となりました。

協  賛:株式会社エーアンドブイ、ジャトー株式会社、有限会社デジコム、ヤマハサウンドシステム株式会社・ローランド株式会社
機材協力:株式会社エヌエスイー

▲今回のセミナーで使用したWRAPSOUN

アンケート


スピーカシステムデザインセミナー 札幌の報告

日 時:2016年3月 8日 (火 )

会 場:札幌サンプラザホール

講 師:増 旭 氏

主 催:一般社団法人 日本音響家協会 北海道支部 事務局


▲講師の増旭氏


プロ音響機器フェア in NAGOYA 2016

去る2月16日(火)、第6回となり中京地区新春の恒例行事となりつつある「プロ音響機器フェア in NAGOYA 2016」を日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開催しました。
11:00に開場し、スピーカ試聴会(13:00~18:30)は途中インターバルを挟みながら9社10ブランドのスピーカを試聴しました。今回は「1台の台車に載るPAシステム」のテーマの元、出展各社の方々には1台の台車にL&Rのシステムを載せて運んで頂き仕込んでからスピーカ試聴を開始して頂いた。
各社様々なスピーカを出展して頂きましたが、今日では軽量・省スペースのスピーカシステムでも結構な数のオーディエンスをカバーできる機種が多々あることを納得させられました。
また、ロビー展示ではスピーカ試聴会参加9社の他に3社にご出展頂き合計12社の展示があり、中京地区の音響家達の興味を引き、各ブースで大いに話が弾んでいました。
今回出展していなかった企業から来年のロビー展示について打診があるなど、ますます中京地区唯一の音響機器展として価値あるものになりつつあります。
来年は2月15日(水)に開催の予定です。供給側とユーザーの役に立てるよう発展させていきたいと思っています。
今回も前日の仕込みの後、ささやかではありましたが、懇親会を開き企業との交流の場を持つことができ、大いに盛り上がりました。(報告: 犬塚裕道)


東日本支部の技術セミナー「楽器を知ろう・サックス編」

日 時:2016年3月4日(金)

会 場:国立音楽大学新1号館オーケストラスタジオ

講 師:下地啓二氏(国立音楽大学教授)

アシスタント:宮崎真一氏(サクソフォン奏者)

ゲスト小関和彦氏(宮地楽器リペア技術者)

演 奏:Ariose Saxophone Quartet

主 催:一般社団法人日本音響家協会東日本支部


藝どころ名古屋で学ぶ 第13回邦楽セミナー「雅楽」

日 時:2016年3月2日(水)
会 場:名古屋市中川文化小劇場
講 師:雅音会 (解説と雅楽の演奏)
    犬塚裕道氏 (邦楽セミナー常任講師)
主 催:一般社団法人 日本音響家協会中部支部
協 賛:株式会社エーアンドブイ、ジャトー株式会社、有限会社デジコム
    ヤマハサウンドシステム株式会社・ローランド株式会社


Dance Competitions 2016 in Barcelona

http://barcelonadance.org


2016新春スペシャル
音のゼミナール 「三味線大研究」

日時:2016年1月28日(木)13:30〜16:30
会場:国立能楽堂2F・大講義室

海外で仕事をすると、現地のスタッフが寄ってきて三味線などについて質問攻めにあったりします。日本人は誰でも和楽器に詳しいと思っているのでしょう。
ウイーンに行けば、パン屋の親父さんはバイオリンの名士だなどという話をよく聞きます。
私たち日本の音響家も、せめて三味線について精通して欲しいという願いを込めて、このセミナーを開催しました。

三味線の音を聞いていたいただき、それぞれの三味線の周波数特性を測定したり、4種の三味線の違いを理解し、三味線の種類によって適切なマイキングが異なってくることを学びました。
使用マイクは懐かしのB型リボンマイク、G型リボンマイク、ECM-55B、三味線向きのMD441、AT4080、マイクを見せない収音にDPA-4026、AT-961、そしてデジタルマイクTLM103Dで収録して聴き比べました。

また、ツィターがリボンのアルコンオーディオ社のスピーカを、位相干渉を避けてモノラル1セットで再生したところ、とても好評でした。

このセミナの仕込み図は→

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DSD収録の清元の音源をお聴きください。再生ソフトはティアック社のホームページからダウンロードして、そこにDSD音源をdropしてください。http://tascam.jp/product/hi-res_editor/

▼DSD音源 Lチャンネル=AT4080型リボンマイク・Rチャンネル=B型リボンマイク

DSD音源・清元演奏

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▲常磐津文字兵衛氏の基調講演

▲長唄三味線の解説

▲清元の演奏

▲マイキングの様子

▲最後に文字兵衛さんアレンジの「SEASの為のサクラサクラ」を全員で演奏

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基調講演:常磐津文字兵衛
演奏:清元紫葉(清元節三味線)、鶴澤三寿々(義太夫節三味線)、杵屋三澄那(長唄三味線)、常磐津文字兵衛(常磐津節三味線) 

◎常磐津文字兵衛氏プロフィール
   重要無形文化財総合認定保持者
   1977年に常磐津紫弘、1996年に五代目文字兵衛を襲名。
   2010年 日本芸術院賞受賞
   2014年 紫綬褒章受賞

(敬称略)

主 催:一般社団法人 日本音響家協会
協 力:コモドマッティーナ株式会社、ゼンハイザージャパン株式会社、株式会社オーディオテクニカ、ティアック株式会社、音響特機株式会社

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◎参加者感想 西日本支部/今城正二(元NHK)

 このたびは「三味線大研究」に参加させていただき ありがとうございました。
 常磐津文字兵衛さんの歯切れの良い基調講演の他、演奏家の皆々様の太棹・中棹・細棹による実演による三味線の違いの比較やマイキングの違いによる音色の違い、そして演奏家たちの丁寧な解説に加え、演奏家の率直なマイクの音色の違いと好みの感想なども聞かせていただき、楽しく有意義なゼミナールでした。
 今回のゼミナールで、私には3つのうれしいことがありました。
 一つ目は、50余年にわたりスタジオ録音でお付き合いしてきた東芝B型ベロシティ・マイク君が、若者のAT4080リボンマイク君に遜色のない艶やかなリボン特有の音色で三味線を見事に再現してくれていたことで、私は元気をいただきました。
 二つ目は、太棹の鶴沢三寿々師が『新版歌祭文』野崎村の段切りのあの有名な曲を演奏下さったことです。演奏を聴きながら、何回か大阪の国立文楽劇場の中継現場でミクシング担当した記憶がよみがえったのであります。
 そして三つめ、私は後期高齢者になって、ハイ落ちしているはずの我が耳にも、DSD録音はアナログ録音にも似た音色の艶やかさと空気感の再現性、伸びた音色の素晴らしさに、PCM録音の音色と比較して、その違いが聞き分けられたことに一人ウムウムと納得ておりました。「よ~し、まだしばらくはワシも大丈夫!」
 あれだけの演奏家を一堂にお招きし、各種三味線に的を絞りマイクの比較を実際に耳で比較する貴重な機会に参加することができ、実行委員の皆様に心から感謝の意を表します。


オペラ・サウンドデザイン・セミナー実施報告

日  時: 2015年 12月 11日(金)
場  所:滋賀県立芸術劇場 (びわ湖ホール)
講  師:押谷 征仁
題材演目:びわ湖ホール オペラへの招待 歌劇『ルサルカ』(全3幕)

主  催:一般社団法人日本音響家協会西日本支部
協  力:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール


北陸支部2015年度第2回音響セミナー「最新のスピーカ事情」実施報告

日時:2015年12月9日(水)
会場:金沢市民芸術村・パフォーミングスクエア

各社が目指す目的の異なった新製品のスピーカについての丁寧な説明と試聴は、大変理解しやすかったです。
小型のメリットをいかに生かしながら、明瞭な音質でエリアのカバレージを確保するかなどの問題を意識しながら製品開発が進められていることを理解できました。

石川県公立文化施設協議会の後援により実施しました。

▼参加プランド

BOSE「F1 Flexible Array Loudspeaker System」・・・話題の垂直指向性可変式の小型PA用スピーカ。4パターンの垂直カバレージに可変。

JBL「Intellivox」・・・指向性制御ができるパワード型スリムラインスピーカ

NEXO「GEO M6」または「ID」・・・小型アレイスピーカ


中部支部の音響サロン・海外のスタジオ設計四方山話 実施報告

日時:2015年12月8日(火)
会場:音楽プラザ(日本特殊陶業市民会館北隣)

講師に豊島政実氏をお迎えして「海外のスタジオ設計四方山話」と題し、音響サロンを実施しました。
今まで設計されたスタジオの写真をスライドに見ながら、経緯や良かったこと、苦労したことなど惜しみなく発表して頂きました。アビーロードスタジオの改修秘話など、他では絶対に聞けないお話で盛り上がりました。

主催:日本音響家協会中部支部


文化庁の新進芸術家海外研修のお知らせ


文化庁は11月20日から平成28年度新進芸術家海外研修制度(短期研修・前期)の募集を開始しました。
〆切りは12月21日(月)です。

 
研修等の内容
1)目的・内容が具体的かつ明確な研修
2)明確なテーマと内容を持った調査研究
3)招へいを受けて行う国際芸術祭における作品制作・実演・展示

 
研修の対象者
1)日本国籍、または永住資格を持つ者
2)20歳以上であること
3)外国での研修に堪えうる語学力を有すること
4)研修施設からの受入保証があること
5)研修開始時に日本国内に居住し、終了後帰国する者であること

  

研修対象期間
平成28年4月1日〜平成28年9月30日

 
従来の研修制度とは違う点がいくつかありますので、詳細に関しましては、下記、文化庁ホームページをご覧ください。

http://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/h28_shinshin_tanki_zenki.html

文化庁文化部芸術文化課支援推進室育成係
03−6734−2081(直通)
e-mail:ikusei@bunka.go.jp


北海道支部からのお知らせ

平成27年度 北海道支部第3回運営委員会を下記の通りに行います。
出席希望の会員の方は連絡を11月23日(月)までにお願いします。

日時 2015年11月25日(水)18:30~20:00 
場所 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)会議室
   札幌市中央区北1条西1丁目
   
議事
1、ビギナーズコース 詳細確認
2、支部セミナー 詳細確認
3、サウンドA&T
4、その他

※出席できない運営委員は、ご意見等をお願いいたします。

委員会終了後、軽く忘年会を開催する予定になっております。
ご都合のよろしい会員の方は、是非ご参加ください。

北海道支部長 大澤 実


東日本支部主催 音響サロン ハイレゾ研究会

「ハイレゾ なにそれ!」と題したセミナーは、フォステクス カンパニーとサウンド&レコーテイング・マガジンの協力のもと、 2015年11月13日(金)14時〜16時、 フォステクスのショールーム(田園都市線・二子玉川駅前)で開催しました。

2015.11.13

▲玉川高島屋裏手通りにあるフォステクスショールーム

 
講師はサウンド&レコーディング・マガジン編集人の國崎晋氏で、ハイレゾの定義から始まりハイレゾ音源を再生するためのシステム、エンジニアのあり方などについて、実際に音源を試聴しながらお話していただいた。

▲國崎 晋氏

國崎氏は時折、受講者たちの笑いを誘い、とてもアットホームな雰囲気で進行し、まさにサロンの環境で有意義かつ楽しいセミナーとなりました。

▲会場の模様

ハイレゾを普及させようとして様々な挑戦をしている國崎氏の一言一言は説得力があり、受講者たちの心に響いたと思います。

そして、フォステクスカンパニーの社員の方々の全面的なご協力をいただき、成功裏に終了することができました。また、このショールームを設計に携わった建築家・谷田秀雄氏(有限会社アコード)にお越しいだき、会場準備のお手伝いをしていただきました。

このセミナーの内容は機関誌の記事にする予定ですが、オフレコの部分が多くあり、このようなセミナーは参加することに意義があると痛感しました。(K.Y)


 

▲試聴に用いたスピーカ・FOSTEX G2000a

國崎晋(くにさき すすむ)
1963年生まれ。サウンド・クリエイターのための専門誌『サウンド&レコーディング・マガジン』編集長を20年間務め、現在は同誌編集人。ミュージシャンやプロデューサー、エンジニアへの取材を通じての制作現場レポートや、レコーディング機材使いこなしのノウハウなど、プロ/アマ問わず多くのクリエイターに役立つ記事を多数手掛けている。2010年からはPremium Studio Liveと題したライブ・レコーディング・イベントを開始。収録した音源を最高音質のハイレゾ・フォーマットとして知られるDSDで配信するレーベル活動も展開している。


IMPAワールドセミナー2015 「演出空間を創るアートと技術の未来」

会場:中野サンプラザ(14Fクレセント)

日時:2015年12月7日、8日

詳細はこちらから→http://impa2015.wix.com/lighting-design

主催:「IMPAワールドセミナー2015」実行委員会事務局


2015年度前期優良ホール決定

帯広市民文化ホール(北海道)
http://obihiro-foundation.jp/shisetsu/bunkahall



第21回 ニッセイ・バックステージ賞 受賞者(2015年) のお知らせ


1995年に舞台芸術を裏から支え、優れた業績を挙げておられる舞台技術者、いわゆる「裏方さん」たちに光を当て、そのご労苦に報いるために創設された賞です。


本年は、沖縄でご活躍の舞台美術背景画家・新城榮徳さんと、歌舞伎の狂言作者・竹柴正二さんが受賞され、11月27日に贈賞式が挙行されます。

http://www.nissaytheatre.or.jp/outline/business.html#sec04


舞台音響家協会からお知らせ

文化庁委託事業 「平成 27年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
舞台音響家のための公開講座 《演劇コース》

主催 文化庁・一般社団法人日本舞台音響家協会
11月8・9日 世田谷シアタートラム
11月16・17日 福岡市民会館小ホール
詳しくは下記リンクをご覧ください。
http://www.ssa-j.or.jp/home/information/pingcheng27niandugongkaijiangzuoyanjukosunoozhirase


音塾"SRスピーカデザイン"セミナー報告

西日本支部は、2015年10月20日、神戸のジーベックホールで開催しました。講師は増旭氏で、TOA株式会社と株式会社ジーベックの協力で実施しました。

一部では「SRに必要なスピーカのセッティング」「合成を理論と試聴で学ぶ」、二部では「学んだ理論を実施するための測定と調整」、三部では「低音域の制御の方式説明と実演確認」を行いました。
質疑の中でリクエストの時間を設け、トランペット+エンドファイヤーLOWの実験に驚きの結果が出ました。
長時間のセミナーで、音の振る舞いについて多くを学ぶことができました。


中部支部「音響セミナー・筝曲の録音」実施報告

8月13日(木)~14日(金)、ステージヴァンガード(犬塚裕道氏)の箏曲の録音現場を公開してノウハウを伝授する「音響セミナー・筝曲の録音」を、名古屋市の守山文化小劇場で実施しました。

お盆休み中ではありましたが、会員・非会員合わせて延べ12名が受講し、現場では、セッティングとマイキングの実技や実際の音を身近で体感するとともに、家元からは楽器についていろいろとご教授いただくなど受講者の邦楽録音技法への関心とニーズが窺えました。

二日に亘る長丁場でしたが、じっくりと邦楽の響きが味わえ、マイキング、録音手順、演奏者とレコーディングエンジニアとの関係など、邦楽に限らす演奏者が心行くまで演奏に打ち込めるための「録音現場の緊張維持と緩和」の環境作りについてのノウハウなど、受講者が得たものは多かったと思います。


最後に、クライアントで演奏者の家元と「箏曲 正絃社」の皆様、講師の犬塚裕道さんに、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

報告:松島大樹


カホン製作工場見学とビアパーティーの実施報告

愛知県刈谷市の「友澤木工株式会社」という木工家具(ベッド)メーカーが、ペルーの民族楽器「カホン」の製造をしているという地元紙の情報を元に見学会を企画し、2015年8月31日に暑気払いのビアパーティーと併せて実施しました。

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家具屋さん目線の楽器製作で、カホンも木工製品。本業の木工技術と自前の家具製造工場で量産すれば低価格で提供できる。座って演奏するのならカラオケボックスの椅子をカホンにすればマーケットも広がる!など、さすが目の付け所が新鮮でした。

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参加した会員の皆さんも興味津々。工場の方が熱心に説明してくださったので大満足の見学会でした。

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夜は、納涼ビアパーティー!
名古屋栄の中日ビル屋上で、見学会の感想や日頃の音響に対する考え方など、頭上から容赦なく襲ってくる歪んだスピーカの騒音!!に悩まされながら、遅くまで盛り上がりました。

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報告:浅野芳夫

 


北海道支部のKitara施設見学会&親睦ビアパーティーの報告

2015年8月20日、今年リニューアル工事を行った国内でも屈指のクラシックホール「札幌コンサートホールKitara」の音響設備を中心に施設見学を行いました。


施設見学後は、夏の恒例行事である親睦ビアパーティーを、スミビヤキトリ・サルトビにて開催しました。


新設・名寄EN—RAYホール見学会の報告

7月2日、北海道では久々となる新設ホールの「名寄市民文化センターEN-RAYホール」の見学を行ってきました。

(ホール外観)


北海道では北部に位置する人口28千人の都市。冬は厳しい寒さで空気中の水蒸気が凍って太陽の光に反射して柱状に輝いて見える「サンピラー(太陽柱)現象」でも有名です。そんな条件を生かした「ピヤシリスキー場」や澄んだ空気で夜空がよく見えることから国内有数の天体望遠鏡を有する「なよろ市立天文台きたすばる」もあります。

(職員の方からの説明)


さて、名寄市ではそれまであった「名寄市民会館」の老朽化により数年前よりホール新設の計画が立ち上がり、既存の名寄市民文化センターに隣接して「名寄市民文化センターEN-RAYホール」は今年4月にオープンしました。ホールは多目的ホールで、客席、音響反射板共に木目を生かした北海道らしいイメージになっています。客電の一部には星の綺麗な街であることからか星座をイメージしたLEDライトも散りばめられています。その他に中・小の音楽スタジオ(練習室)がそれぞれ1室ずつあり、隣接する市民文化センターと共に市民が利用しやすい施設になっているようでした。

(ホール内部)

(音響調整室)


施設の管理は、地元のコミュニティーFM局の「エフエムなよろ」に委託されており、FM局の事務所や放送スタジオもロビーに面してあります。建設計画時点からFM局と協力しながら進めていたようです。
ただ、FM局ではホール管理をするのは初めてということで不安なところが多く、当会や照明家協会の研修に職員が積極的に参加し、研鑽を積んでいます。また会員になっていただいた方もいます。それらの状況から見学終了後は見学者とFM局職員との懇親会を行い、忌憚のない情報交換を行い、多少のアドバイスもさせていただき、有意義な機会となったものと思います。
地元で経験豊富な音響関係者もおられるということで、これからそれらの方々にも協力いただきながら、市民の舞台公演をしっかりサポートして行きたいという熱意が伝わってきました。当支部でもできる範囲のサポートをさせていただければと思います。

【報告:北海道支部 坪田栄蔵】

◎施設概要
客席数:647席(逆から読むと「な・よ・ろ」となっているそうです)
舞 台:間口16m、奥行き12.5m、高さ:8m
音響卓:メイン=YAMAHA QL5、袖卓=LS9-16
スピーカ:YAMAHA NEXOシリーズ
付帯施設:楽屋3室、音楽スタジオ2室


ライブ&イベント産業展の報告

幕張メッセにおいて開催された「第2回ライブ&イベント産業展」(7月8、9、10日)に本協会も出展し、会員による音に係わる相談や協会の案内を行い、多くの来場者がありました。
協会機関紙の配布は好調で、協会への関心の高さが伺えました。

ライブ&イベント産業展の趣旨は面白く、ここに本協会が出展できたことは有意義であり、協会の歴史に新たな記載が加わることでしょう。また、今後の協会の活動の展開を考える良い機会だったと思います。

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ライブ&イベント産業展の全景

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日本音響家協会展示ブーススタッフ

 
9日は「第2回全日本マイクケーブル8の字巻きコンテスト全国大会」が特設会場で開催され、東日本地区予選に続き全国の地区予選を勝ち抜いた方々による全国大会が開催されました。会場には多くの見物客がつめ掛け、飛び入りの参加者もあり盛況のうちに終了した。

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優勝者・新8の字巻匠  湯浅俊幸さん



コンテスト終了後は、見物者たちの好意的なネット書き込みがあるなど、コンテストの趣旨が正確に伝わっているようです。
裏方をハレの表舞台に立たせることも大切で、丁寧な事前開催告知の結果ではないでしょうか。

(伊代野正喜)

https://www.youtube.com/watch?v=aPjSPNwhiqY


🔶東京芸術劇場施設見学会報

6月23日に東京芸術劇場施設見学会を実施しました。
今回は会員限定10人で募集したところ、私含めて8人が集まり予定の間通り13時からコンサートホール(大ホール)の見学会から始まりました。
案内は劇場職員で日本音響家協会会員の石丸耕一さんです。
コンサートホールはクラシックがメインの劇場で、天吊りマイクが17ヵ所もありそれぞれステレオで集音できるようになっており、全てタッチパネルで操作ができます。

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(コンサートホールの吊りマイクロホンとスピーカ)


また、改修時にメインスピーカとして天井にラインアレイタイプのスピーカを左右に設置しましたが、意匠上特に目立つこともなくアナウンス等で非常に効果があるとのことでした。


パイプオルガンも間近で見せてもらい、ミーントーンで調律されたバロック式と他の楽器との合奏で使われる平均律で調律されたモダン式が背中合わせに設置されていることに驚きました。

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(コンサートホールのバイプオルガン)


次はプレイハウス(中劇場)です。
ここは芝居やミュージカルが中心で音響調整室は1階客席奥に移動し、窓が全面開放出来るようになっており、ステージサイドスピーカやステージ袖のパッチ盤等は全て仮設対応で、様々な要求に対応出来るシステムになっています。
また、劇場ではまだ少ない、サラウンドシステムが常設されており、演出等で効果を発揮するとの事でした。

中

play

(プレイハウスの調整卓)


最後はシアターイーストとウエスト(小ホール)です。
床が可動式(人力!)で昇降バトンはありませんが、演出家が自由に空間を創ることができるイーストと基本的に客席はフラットで舞台と額縁があるウエストは講演や落語等に向いていると感じました。
どちらも調整室・設備とも仮設対応で、キャパが270人という事で、小劇団等が使いやすい劇場という感じです。

小

small

(小ホールの操作ブース)


3時間以上の見学会でしたが、音響設備だけでなく、内装やネットワーク環境等にも独自の工夫があり、今後を劇場造る上でも参考になるでしょう。
また、劇場から新しい事を発信していきたいと仰っていた石丸さんのお考えも、運営・設備の面からも納得できました。
最後に、参加者の皆さん、石丸さん並びに各劇場でご説明頂いたスタッフの方々、ありがとうございました。(報告:網野岳俊)


🔶定時社員総会の報告

第12回一般社団法人日本音響家協会定時社員総会は2015年5月26日13時
30分から、石川県の金沢勤労者プラザで開催され、すべての議案は全会一致で可決された。

(▲総会の模様)


15時15分からは、2015年日本音響家協会賞の贈賞式が行われ、映画の音響効果部門の佐々木英世氏に賞牌と金色のマイクロホンが贈られた。その後、受賞者記念講演に移り、佐々木氏の若き頃の苦労話、そして様々な監督、音楽家、俳優と関った思い出を語っていただいた。

(▲贈賞式)

(▲佐々木英世氏の記念講演)

(▲記念講演会場の様子)


🔶新優良ホール認定

4月10日付で、加古川ウェルネスパーク・アラベスクホールを優良ホールに認定しました。

http://strkstrss.jp/wellnesspark/arabesque/


🔶2015年日本音響家協会賞受賞者決定

2015年受賞者は、佐々木英世(ササキヒデヨ)氏に決定しました。

◎ 受賞理由
映画における音響効果の第一人者として、様々な作品を担当されておられます。
効果音、音楽、台詞、そして作品の演出意図とのバランスを第一とするスタンスで音響家の手本となり、効果音による「化粧」を施す匠の技は作品に一層の輝きを加え、多くの人々に感動を与えました。

また作品を左右するほどの影響力がある「音響効果」「効果音」の有用性と魅力を一般にアピールするとともに人材の育成にも尽力され、文化芸術の発展に寄与されました。この功績を讚え日本音響家協会賞を贈ります。

◎経歴 
1940年北海道根室町(現、根室市)生まれ。音響効果技師。「東洋音響」代表取締役社長。

◎功績
1994年「ゴジラVSデストロイア」で日本アカデミー賞特殊技能賞を受賞。
2009年「剣岳 点の記」(木村大作監督)
2012年 高倉健主演「あなたへ」、吉永小百合主演「北のカナリアたち」
2012年 文化庁映画賞の映画功労部門を受賞。
2014年 松山ケンイチ主演「春を背負って」(木村大作監督)
現在も効果音の第一線現場で活躍、後進の育成にも情熱を傾ける。


🔶津田ホール見学会の実施報告

東日本支部は2015年3月24日、今月をもって閉館する東京・千駄ヶ谷駅前にある津田ホールの見学会を開催しました。

大きな窓の外に広がるがる新宿御苑や神宮外苑がみえる開放的なロビーで、日本音響家協会会員の山内毅さんと中野雅也さんに、ホール管理運営をされている専属職員として説明をしていただきました。

津田ホールは、1988年財団法人津田塾会が創立40周年を記念して建設された学校施設で、固定席490席で室内楽や器楽などのクラシック音楽に適した残響時間のシューボックスタイプのホールであり、生演奏に適した良好なホールとして親しまれてきたとのことです。
ホール客席では、独特の建築技法とデザインの説明をしていただきました。調整室・楽屋などバックヤードも見学案内をしていただきき、職員の方々の手作りや創意工夫が随所にみられ、大変勉強になりました。


ステージサイドには、ラインアレイスピーカが意匠の邪魔にならい形で設置されており、実際にスピーチ音を聞かせていただきました。


▲ラインスピーカ


▲ミニコンサート

見学会の後は30分ほどの特別ミニコンサートを開き、国立音楽大学出身の永瀬有里恵さん(フルート)、正村恵さん(ピアノ)お二人の演奏により津田ホールの響きを堪能いたしました。演奏者からは響きがよく、包まれるようで演奏しやすいとの感想を聞くことができました。演奏会の模様は、見学者各自が持ち込みのポータブルレコーダで自由に録音をしていただきました。
残念なことに、大学の再開発に伴い津田ホールは閉館となり、このホールで演奏を聞くことはできなくなります。見学に訪れた会員からも閉館を惜しむ声がたくさん聞かれました。
コンサートの後は質疑応答などを行い、参加者たちはホールの響きを記憶に留め、散会となりました。(報告:高崎利成)

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◎このホールは開場当時、日本音響家協会がよく利用した。
講堂兼音楽ホールということで、残響時間は1.5秒らしいが、その残響音は際立つことなく演奏音といい具合に溶け合い、安らげる音に仕上がっている。
客席の側壁は大理石を用いて、緩やかな曲線を描いいる。また、側壁の上部は非対称の構造になっていて、右側が空洞、左側が窪みになっている。

 
▲大理石の側壁

 
側壁上部の左と右 (非対称のデザイン)

ステージの側壁は緩やかに客席に向かって開いていて、さらに凹凸を付けることで、演奏者と観客が聞く音を差異なくしているかのように思えた。この角度が重要なのだろう。


▲ステージ側面壁

演奏を、客席を移動して聞いてみたが、どこでもふくよかな音であった。こういう音を電気で作ることは難しいことである。

とても贅沢な見学会であった。 なお、津田ホールは日本音響家協会の優良ホール百選に選ばれている。音の良さだけでなく、運営方法にも良さがあった。山内さんのインタビューは本ホームページに掲載してある。(八板賢二郎)

  

◎最後となる津田ホールの見学にお誘いいただき有難うございました。
その後、戴いた資料を読んであの時の会場の説明から、かなり手をかけた、つまりお金をかけた設備なのだなと分かりました。実際に津田ホールでの演奏会に行った事もありませんでしたので、私としては貴重な経験でした。
それでも将来に渡っての維持費を考慮すると継続するのが困難なのでしょうか。もし、経済的に継続可能であの状態でしたら、もったいなくて利用し続けるでしょう。
欧米の施設は、もっと古くてガタガタなのが利用されていますし、立地のことも含めて確かに残念な気持ちが分かりました。(平林 隆三)


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◎フルート演奏 永瀬有里恵さん
大阪府出身。明誠学院高等学校を経て、平成24年国立音楽大学 フルート専攻を首席で卒業。弦管打楽器ソリストコース修了。卒業時に武岡賞を受賞。平成26年同大学、大学院修了。修了時に最優秀賞を受賞。
宮内庁主催の桃華楽堂新人演奏会に出演。第30回 フレッシュコンサート2012に出演。第39回 フルートデビューリサイタルに出演。
これまでにフルートを星島明郎、大友太郎、佐久間由美子の各氏に師事。
現在フルートの指導、吹奏楽指導、イベントなどでの演奏など幅広く活動している。

◎ピアノ演奏 正村 恵さん
神奈川県出身。県立柏陽高等学校を経て、国立音楽大学演奏学科 (ピアノ)卒業および鍵盤楽器ソリストコース修了。同大学大学院音楽研究科修士課程を首席にて修了、最優秀賞およびクロイツァー賞受賞。国内外研修奨学生としてニース夏期国際音楽アカデミーに参加し、G.タッキーノ、O.ギャルドン各氏のレッスンを受講。同アカデミー受講生によるコンサートに出演。
卒業演奏会、コース修了演奏会、大学院新人演奏会に出演。また学内において、M.ベロフ、N.トゥルーリ、C.ウーセ、A.バックス、練木繁夫、若林顕各氏の特別レッスンを受講する。これまでにピアノを服部乃りこ、花岡千春、加藤真一郎の各氏に師事。


🔶技術セミナー「楽器を知ろう」マリンバ編 実施報告

日時:2015年3月6日(金) 13:00~17:00

会場:国立音楽大学・新1号館オーケストラスタジオ

講師:新谷 祥子 氏

主催:一般社団法人日本音響家協会東日本支部

協力:株式会社オーディオテクニカ、学校法人国立音楽大学、日東紡音響エンジニアリング株式会社、ヒビノ株式会社、ブルーマレット株式会社、プロメディア・オーディオ株式会社、株式会社ローランド

演奏:新谷祥子&アラヤマ☆リンバ、演奏メンバーは「太田早紀、小原直也、菅野真理子 仲田清志、古見千桜子、望月みのり」のみなさん

この場所をお借りして行うのは3度目となりましたが、今回は半年以上前から準備していた甲斐もあり、60人という集客がありました。
内容は一部が講師の新谷祥子氏によるマリンバ演奏から始まり、歴史や奏法の解説や実技等を見せていただきメーカーや楽器の違いによる音色の差等を分かりやすく教えていただきました。
個人的にはマリンバの下についている管は底が開いていると思っていましたが、実物を見ると閉じていた事を初めて知り、これにより共振周波数を共鳴させ、倍音や音色を各社工夫しているという事に非常に興味をもちました。


▲マリンバのルーツ、バラフォンを演奏する新谷先生


▲受講者の演奏体験

二部は、楽器を知ろうならではの実験的なマイキングの数々です。
シュアーSM57をマリンバの真上・斜め上・正面・真下・斜め横上の5ヶ所に設置し、ローランドのマルチトラックレコーダーで一度に録音し、順番に再生して音質の違いを確かめました。
また、シュアー・オーディオテクニカ・AKG・DPA等の違うマイクを設置し、同様にマルチトラックレコーダーで録音し、聴き比べをしました。
また、最近流行りのハイレゾ録音のフォーマットの違いによる音質の差の比較試聴等行いました。


▲試し録りのマイク群、マイキングは演奏者側から確認するとよい

最後に新谷先生と在校生や卒業生6人が今回のために集まってもらったアンサンブルグループ「アラヤ✩マリンバ」による素晴らしい演奏を2曲聞かせて頂きました。

▲新谷祥子&アラヤマ☆リンバの演奏

今回は特に国立音大生や音響技術者以外の方も多かったので、もっと分かりやすく進めて行かなくてはならないと思いました。 最後になりますが、今回のために色々な資料や楽器をご用意していただき、アンサンブルグループまで集めて頂いた新谷祥子先生と、場所を提供していただいた国立音楽大学様、機材を提供していただいた各社様にお礼を申し上げます。 (東日本支部:網野岳俊)

 

◎新谷先生からのメツセージ
このたびは思いがけないチャンスをいただきました。楽器の歴史においてはとりわけ、マリンバ、その起源論などはルーツが一つと定められない多種の背景があるため、私の経験から演奏とリサーチにおいて大きな魅力をもって接してきた部分を考察して話しました。
奏法に関しては音響の専門の方々に、より具体的な発音の源を知っていただく意味で、もう少しお示しの時間があればよかったと実感致します。
このセミナーは自分の今後の活動においても有意義なステップとなりました。出不精の私がいろいろなところに確認作業に出かけられましたし(笑)、過去の資料も甦ることとなり、新しい貴重な資料も増えましたから。そして音響家協会の皆様との接点が生まれましたこと、更なる喜びです。 現在も反響が大きく、特に演奏の仲間からは、こういうチャンスはめったにない、来れてよかった、でも無料って信じられない、とか国立音大という環境が素晴らしい理解を示していて他ではできないのではない、などの声とともに今回は遠方からも広く参加してくれました。
坂下さんとは打ち合わせを重ね、準備段階から方向性を植え付けていただき感謝しております。
この場を借りて御礼申し上げます。

      

◎収録と再生で使用した機材 
 Speaker B&W 801D
 PowerAmp GOLDMUND MIMESIS28
 Mixing Consoles STUDER 961,Roland M-480
 Recorder TASCAM DV-RA1000HD(録音フォーマット比較で使用)
 Roland R-1000(マイクの種類、角度の比較で使用)
 A/D Converter emmLabs ADC8 MKⅣ(録音フォーマット比較で使用)
 D/A Converter emmLabs DAC8 MKⅣ(録音フォーマット比較で使用)

  

▼試聴に用いたスピーカ Bowers & Wilkins 801
http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/800_Series_Diamond

▼試聴に用いたパワーアンプ MIMESIS 28
http://www.goldmund.co.jp/pro.html

 


🔶第12回邦楽セミナー「津軽三味線」の実施報告

日時:2015年2月27日(金)10:30〜16:45

会場:名古屋広小路ヤマハホール

講師:山田 隆 師(藍の会)、内藤真次 師(藤栄会副会主)、犬塚裕道 氏

テレビなどで、全国規模の津軽三味線コンクールや、吉田兄弟、上妻宏光氏など若手演奏家の演奏を見聴きする機会が少なくない、「津軽三味線」に興味を持たれている方は多いと思います。
しかし、民謡三味線音楽の一ジャンルである「津軽三味線」とは何を以って津軽三味線と言うのか? 演奏の形態? 楽曲の様式? それとも演奏技法?・・・、その答えと、発祥や成り立ちを知りたい。 また、津軽三味線の舞台公演で拡声は必要か?  打楽器的でダイナミックな演奏の録音のマイキングはどうすれば良いか?・・等々、知っているようでその実よく分からないまま、音響の仕事をしているけれど、本当のところを明らかにしたい。という方のため、早春の名古屋で恒例となった、第12回「藝どころ名古屋で学ぶ邦楽セミナー」のテーマを「津軽三味線」としました。
セミナーは3部構成で、1・基礎講座 2・専門講座(1) 3・専門講座(2) となっています。
「音楽は世界共通というが、共通ではない。民族、言語等によってそれぞれ違う」「洋楽の耳で邦楽を聴かないでください!」で始まった、児童の邦楽教育実践のパイオニアである愛知県犬山市在住の「山田 隆」講師による基礎講座は、邦楽は、日本語の語りを中心にして成り立っている、洋楽のような「楽音」ではなく「自然音」(楽音に対する雑音)で成立している。したがって、歌詞は日本語で拍節がなく等拍が基本であり、楽器(特に笛)の発音は、タンギングをしない。ロングトーンがなく、鼓のリズムは、連続しないで必ず止まる、等々゙「邦楽と洋楽の違い」について、ついつい脱線しながら、分かり易くて楽しい講義をしていただきました。


▲山田隆講師


▲受講者

内藤真次講師による専門講座(1)では、津軽民謡の津軽ジョンカラ節を演奏していただき、その構成(三味線の前弾き・太鼓・唄・太鼓・三味線の後弾き)の前弾き部分が独立して演奏技巧を競うひとつのジャンルとして成立したという説や、津軽独特の派手好みな気質から来る演奏技法・技巧などの説明をしていただきました。


▲津軽三味線実演

犬塚裕道講師による専門講座(2)では、内藤講師の周りに4本のマイクを並べ、実際に録音・再生して確認するという実験を行い、受講者の希望で、演奏者は、どんな音を聴いているのか知りたいとの希望で、両耳の横から楽器を狙ったマイキングや、竿先の天神を狙ったらどんな音がするのか確かめたいとの希望で実験するなど、それぞれが納得する講座になりました。


▲受講者のリクエストマイキング

受講者は24名(会員11名、一般13名)で、地元愛知県以外からは、南は宮崎県から、広島県、岡山県、大阪府、岐阜県。北は栃木県、埼玉県からの参加がありました。

主催:一般社団法人日本音響家協会 中部支部
協力:株式会社ヤマハミュージックリテイリング名古屋店(会場)、有限会社ザ・イアーズ(音響システム)
協賛:株式会社エーアンドブイ、ジャトー株式会社、ヤマハサウンドシステム株式会社、ローランド株式会社


🔶NTT音響新技術ワークショップの報告

NTT社が開発した「高騒音下でも狙った音を集音できる高性能マイク」を見て・触れて・試して・聴いて・実感していただきました。

日時:2015年2月6日(金曜日)
場所:NTTアドバンステクノロジ株式会社
主催:NTTアドバンステクノロジ株式会社
共催:一般社団法人日本音響家協会
協力:NTTメディアインテリジェンス研究所

 

ワークショップの対象となったマイクは2点で、これらのマイクはNTT技術研究所が開発した指向性制御ソフトウェア「インテリジェントマイクライブラリ」を用いています。

1、小型インテリジェントマイク
汎用のマイク素子2 〜 3 個と、目的とする音声とそれ以外の雑音を高精度に推定して分離する「音響信号処理技術」を組み合わせることで、高騒音環境下でも、話者の音声を明瞭に集音。

詳細→http://japanese.engadget.com/2014/09/24/ntt-100bb/

▲小型インテリジェントマイク(3個のマイク使用)

▲試聴会場

2、ズームアップマイク、ターゲットマイク
カメラでズームするように遠く離れた場所(約20m)で話す人々の声から指定した人の声のみをクリアに集音可能にした技術ですが、新たにこの技術を基本としてNHKと共同で「ターゲットマイク」を開発しました。20年のオリンピックでの活躍を期待したいマイクです。

▲ズームアップマイク、ターゲットマイクを動画で解説

 

動画→https://www.youtube.com/watch?v=oXAxximVBjQ

詳細→http://www.ntt.co.jp/news2015/1501/150128a.html

   

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◎NTT技術研究所にて実機検証記

2月6日(金曜日)にミューザ川崎セントラルタワー7階NTTアドバンステクノロジー(株)においてNTTが開発したインテリジェントマイクのワークショップに先立ち三鷹にあるNTT武蔵野通信研究所においてワークショップで紹介するインテリジェントマイク等を見る機会がありました。(2月15日)

機器は2種類で一つは100dBの騒音環境に於いても明瞭に音声を伝える技術である。話し手の口元と頭部の後部にあるマイクに入る音声と環境騒音を制御し話者の声のみ伝達するもので実際に100dB程度の騒音の中でも話者の声が明瞭に聞き取れた。

他に、約20m先の会話などの声をピックアップするもので「ズームアップマイク」と称し紹介があった。パラボラ型の集音マイクの中心に8個の小型マイクを取り付け、このパラボラ型マイクが12台あり
大掛かりなマイク群を形成しこのマイクアレイの集音角度は3度であり、狙った音源を追従することが可能であった。他にも多様な機能があるとのことである。

▲研究所にある実験機

▲試聴の様子

これらのインテリジェントマイクの機能から活用展開は多岐に渡ると考えられる。2月6日のワークショップには多くの方々の参加を期待したい。(報告:伊代野正喜)

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◆ワークショップ参加者の意見

◎黒田英己さんから
20m先の音をスポットで拾う技術は、今までのガンマイクしか思いつかなかった私にとって、これは使えると思いました。
しかもハード的に作られているのでなくソフトウェアで収音の角度やノイズを調整できるということで、何でも出来そうな気がして、物作りの技術からソフトウェアの技術へ変化していることを実感。
ただ、このままでは音楽に使えない、会話でもダメかなというのが実感でしたが、「第1目的が20m先の音を拾う事」なので音質を犠牲にしてもしかたないと納得。
また、100dbの騒音下でも、音質はともかく音声がはっきり聞こえるインテリジェントマイクにはビックリ。盗聴に使えると思ってしまった。
マイクは3個使用されていて、ある角度で3方向に設置されていましたが、マイクは何でも良く、1ケ100円のコンデンサマイクでも問題ないとのこと。
このシステムは、マイク開発とは異なる見地から取り組んでいて、数年後には音質の点でも進化するのではと期待している。

◎増 旭さんから
すばらしい企画をありがとうございした。
音響におけるDSP(Digital Signal Processor)の恩恵は、位相制御技術の発達にて更に、現実のものとなってきた。
NTT-AT社による、インテリジェントマイク、 ズームアップマイク、ターゲットマイクは、さまざまな最先端技術の融合である。
これらは、従来の収音技法に一石を投ずることになろう。
例えば、オケの収音等で舞台狭しと立てられたマイクスタンドの林、画角の外から収音する重たいブームマイクの、演題に樹立する多数の視線を切るマイク群等々を一掃出来るかも知れない。
また祭りやスポーツなど、ピンポイントのズームアップ画面の演出も一層リアりティー感が増すことだろう。
更に、切り離しては成立しない映像と音の共鳴、協合現象においては、映像技術及び映像機器の発展に伴い、ますます高まる画面に対する音響期待度の一助になると思われる。

◎松岡 憲昭さんから
参加させて頂きありがとうございました。
いつも内容の濃いセミナーを開催して頂き感謝しております。
また参加させて下さい。


🔶プロ音響機器フェア in NAGOYA 2015実施報告

第5回となり、中京地区新春の恒例行事となりつつある「プロ音響機器フェア in NAGOYA 2015」を、去る1月22日(木)、日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開催しました。

11時に開場し、今回は「少人数で仕込めるSR(PA)システム」をテーマに各社ご推奨のスピーカシステムのプレゼンテーションと試聴をする「試聴会(13:00〜18:30)」は途中インターバルを挟みながら9社10ブランドのスピーカを試聴しました。

▲プロ音響機器フェア会場入口

▲ステージ上にスタンバイした試聴スピーカと試聴音送出の音卓と周辺機器

各社様々なスピーカを出展して頂きましたが、今日では軽量・省スペースのスピーカシステムでも結構な数のオーディエンスをカバーできる機種が多々あることを改めて納得致しました。

また、ロビー展示ではスピーカ試聴会参加9社の他に2社のご出展があり、合計11社の展示で、中京地区の音響家達の興味を惹くそれぞれのブースで、おおいに話が弾んでいました。

展示の模様

今回出展がなかった企業から、来年の出展について打診があるなど益々中京地区唯一の音響機器展として価値ある催しになりつつあり、供給側とユーザーのお役に立てるよう発展させていきたいと思っています。

なお、雨天にもかかわらず、ご来場いただいた約150名の皆様と出展各社にお礼申し上げます。

来年は2月中旬に開催の予定です。

なお、展示会場のエントランス・スペースを使用して8の字巻きコンテスト中部地区大会を開催しました。(8の字巻きコンテストのページをご覧ください)


🔶音のゼミナール2015 新春スペシャル「Voice/Vocal大研究」

日 時:2015年1月23日 14時〜18時

会 場:国立能楽堂2F大講義室

声帯は、意思の伝達と楽器の要素を備えた発音体である。そこか発せられる音声についての研究会で、音響エンジニアにとって最も初歩的であるが、とても重要な音源であるる。

このイベントは、その声帯という楽器について、音の仕事に携わるプロフェッショナルたちのシンポジウムであった。

第一部は、様々な立場の「声」のプロフェッショナルが伝達と表現の世界を披露。

第二部の座談会では、座長から講師に疑問を投げ掛けて、さまざまなな考えを掘り起こした。

▲座談会の様子

なお、このセミナーでは、大学などの教室で採用され好評を得ているスピーカを試用してみたが、生らしいSR音になって、受講者の多くはSRを意識しなかったようである。

▲LCスピーカ

終了後は能舞台を見学していただき、長い残響を必要としない日本の伝統芸能について学んでいただきました。

なお、このセミナーの内容は協会機関誌に掲載いたします。

 

◆受講感想

 声楽家から放送・PAに至るマイクロホンを使うあらゆる立場の専門家のお話しを同時に聴かせて頂くという貴重な体験でした。
 
マイクロホンに国籍を感ずるように、発せられた言葉には国籍があり、それによる音響上の圧倒的な相違は予想以上であった。またナレーションやBGMの効果、また反対に「無言」もまた音声表現には強い力を持つことも学んだ。
 
マイクロホンは道具、それにどう命を与えるかが音響家の使命と心得た一日でした。
分野の違いを尊重しあうプロフェッショナルたちの生き様を目の前でみせていただきました。
                          (東日本支部:相澤 慎平)

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 この度音響の基本ともいうべき音声のセミナーということで、雪に閉ざされている北の地から参加させていただきました。
 技術者としては、どうしても技術的なことに目が行ってしまうのですが、とても興味を持ったのはドキュメンタリーにおけるナレーションの役割についてです。
 昔は事実を伝えるためには不自然にならぬようアナウンサーでしたが、今は逆に視聴者に訴える技量が求められ俳優の方が多くなっているそうです。そのために言葉は厳選し簡略化されているということで、私たちはその言葉を大切にし、きちんと伝えられるようにしなければならないと感じました。
 そして協会のセミナーで何より楽しいのは、終了後の懇親会です。地方にいると中々お会いできない方々と、セミナーだけでは伺えない様々なお話をできることです。私としてはセミナーと懇親会は一体の事業と思っています。
 運営にあたっていただきましたみなさま、大変お世話になりました。

                           (北海道支部:坪田栄蔵)

    

◆講師/パネラーの略歴と基調レクチャーのテーマ(50音順敬称略)

◎身体/アコースティック 声=楽器、声の伝達

小川哲生[オペラ歌手]
国立音楽大学教授。和歌山県出身。国立音楽大学大学院修了、文化庁オペラ研修所修了。
日伊コンコルソ入選。エリック・ウェルバ、クラウス・オッカーの各氏に師事。バリトン歌手として数多くのオペラ公演を経験。最近はドイツリートを中心にリサイタルやコ ンサートで古典から近現代の歌曲まで幅広く演奏活動を行っている。二期会会員。

◎録音における音声

昆布 佳久[録音エンジニア]
1977年にNHK大阪放送局に入局。東京・制作技術局、同・報道技術局、名古屋局などで勤務した後に退職。(株)綜合舞台を経て現在はフリー。スポーツ中継、Nスペ等のドキュメンタリー、国内外の野外フェスティバル、コンサートでは矢沢永吉、サンタナ、デビット・ボウイ、ボブ・ディランなどの録音や生放送を、綜合舞台では国内外のモーターショーのPAなどを担当。

◎映像作家と俳優における「台詞」

高木  聡[映像作家]
1971年生まれ。大分県出身。学習院大学卒業後、竹内芸能企画に参加。1997年からミュージックビデオ・CM・ショートフィルムなどのディレクションを開始。 桑田佳祐、B’z、スキマスイッチ、斉藤和義、クラムボン等数々のアーティストのMVを手がける。2008年からこれまでに『ハジマリノオワリ おわりのはじまり』2013.7.20公開(オーディトリウム渋谷)など三本の映画を上映している。

◎映画における「台詞」「声」/現場録音

高橋 義照[映画録音技師]
協同組合 日本映画・テレビ録音協会会員、城西国際大学講師。芝浦工業大学卒業。「瀬戸内少年野球団」「首都消失」「利休」等に録音助手として参加。

2009年ドキュメンタリー「E.YAZAWA ROCK」、2013年「ラララ・ランドリー」をはじめ1990年から録音技師として映画、テレビ、ドキュメンタリーなど、多くの作品に携わる。2001年「Hush!」で、日本映画テレビ技術協会 映像技術奨励賞を受賞。

◎PA「スピーチ」、電気音響

増   旭[サウンドシステムチューナー]
サウンドクラフト(SC アライアンス)・アルテ、ATLを経て、現在オタリテック(株)に在籍。国内におけるスピーカチューニングの第一人者。SIMシステムによるチューニングインストラクター。松任谷由美アリーナーツアーやDREAMS COME TRUE(Million Kisses )ツアー、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や「エリザベート」などサウンドデザイン、チューニングで携わったイベントは多数。

◎アナウンサー/制作者の立場から見た「声」

宮本 聖二[元アナウンサー/テレビプロデューサー]
NHK放送研修センターエクゼクティブ・プロデューサー。 1981年、アナウンサーとしてNHK入局。鹿児島、鳥取放送局を経て沖縄放送局でディレクターに。沖縄戦、米軍基地問題関連や近現代史、アジアをテーマにした番組制作にあたる。 2008年から戦争証言プロジェクト チーフ・プロデューサーを務める。そのほか「ネクスト〜世界のテレビ番組〜」(2006〜2008)など。「NHK東日本大震災証言プロジェクト」で第39回放送文化基金賞受賞。

◎古典芸能の音声とSR

八板賢二郎[劇場音響技術者]
1966年から国立劇場の音響部門に従事。以来、雅楽・能楽・歌舞伎・文楽・日本舞踊・演芸・琉球芸能・民俗芸能等の上演にたずさわり、ステルスSRを確立。現在、地域住民のための劇場運営シンクタンク「ザ・ゴールドエンジン」を主宰。著書に「音で観る歌舞伎」(新評論)、マイクロホンバイブル(兼六館出版)など。

主催 一般社団法人日本音響家協会

協力 協同組合 日本映画・テレビ録音協会、国立音楽大学、エルシー電機株式会社


🔶日本音響家協会賞受賞者の新聞記事

2014年度協会賞を受賞した浅原勇治さんの記事が神戸新聞に掲載されました。

関西から心地よいジャズサウンドが発信され続けることを期待します

▲拡大


🔶東日本支部のケーブル工場見学会実施報告

東日本支部は2014年12月5日(金)、埼玉県戸田市にある山陽電工株式会社戸田工場の見学会を実施した。
見学者はJR西川口駅に13時30分に集合し、14時から2班に分かれて工場内ラインの見学、見学後は会社説明・製品説明・質疑応答が行われ、17時に終了した。

▲工場外観 

◎見学記 伊代野正喜/東日本支部会員

三々五々と西川口駅に集まった会員9名と会員外2名はしばし徒歩歓談をしながら工場へ向かう。

会議室にて工場長草薙さんから工場内の注意事項の説明後、2班に別れケーブル製造工程の見学を始める。工場施設内通路は粉塵飛散防止の為かなり厚い鉄板を敷き詰めている。歩き始めは違和感があるがすぐに慣れ靴底と鉄板とのフィット感を感じた。

0.12mm程度の細い銅線(錫メッキ処理の線もある)を束ねる工程、束ねた素線に絶縁のシースを処理する工程、出来た電線をより線にする工程、より線に遮蔽シールドの編み上げ工程、押出機による外皮形成と電線外皮への印刷工程、さらに膨大な長さの電線の検品と束巻きなどの工程を見学した。

▲素線の束ね工程

▲より線工程

▲シールド偏組工程

▲押出機 左からの電線に黒い被服を形成している

▲完成品

機械化された電線製造ではあるが、30名ほどの製造に係わる方々は皆ベテランで機械だけでは出来ない「匠の技」で電線を製造している様子が見て取れた。

見学後、工場長から電線に係わる多くの配布資料と社内製造製品の説明があった。普段なにげなく使っているケーブルとコードとの違いなど判りやすく、丁寧な解説もしていただいた。質疑では、会員から吊マイクケーブルについての現状と要望や電線メーカから見た望ましい結線方法があるのか。100m程度からの製造を受け付けられる。ハイエンドな高価な電線も製作した。銅線は抗菌作用があるが工場内ではこの効果があるかなど失笑を買う質問もあり終始和やかな雰囲気で質疑が続き予定した時間を大幅に過ぎた見学会となった。

質疑の様子

帰りは、参加者による懇親会が開かれ、マイク、スピーカケーブルなどを普段取り扱っている会員ではあるが電線製造工程を見学という未曾有の体験から覚めやらぬことから一段と盛り上がった懇親会になったことは言うまでもない。

◎山陽電工株式会社 http://www.sanyo-denko.co.jp/kaisha.html


🔶音響測定ソフト「Smaart」ワークショッ

開催日:12月3日(水)
会 場:金沢市民芸術村 パフォーミングスクエア
講 師:鈴木淳一 他(音響特機株式会社マーケティンググループ)


🔶優良ホール新認定施

以下の施設を優良ホール認定して、11月10日に優良ホール100選リストに登録されました。

 ◎ NHK大阪ホール(大阪府)

 ◎ 阿倍野区民ホール(大阪府)

http://seas.or.jp/best100/hall100/hall-100.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/音響家が選ぶ優良ホール100選


🔶春日井市民会館見学会実施報告

日  時:2014年10月16日(木)15:00〜17:00

見学場所:春日井市民会館

案内担当:公益財団法人かすがい市民文化財団

主  催:一般社団法人日本音響家協会中部支部

▲リニューアルした客席と天井

2012年11月から2013年5月まで休館し、耐震補強工事と設備改修工事を実施した、「春日井市民会館 (優良ホール100選認定) 」の見学会を開催しました。

▲舞台上のレクチャー

案内と説明は、(公財)かすがい市民文化財団の米本一成、内原昭弘(会員)、松浦 究のお三方で、施設や客席天井の耐震補強の概要、改修に当たっての苦労と留意点を、わかりやすく、解説をしていただきました。

▲客席天井裏の様子

▲吊りボルトとブレースの様子

客席天井裏では、吊ボルトとブレースによる耐震補強の様子がつぶさに確認できました。

▲天井板と壁との隙間

▲客席天井照明器具の設置状況

▲天井裏の施工状況を確認する見学者

参加者は23名(会員7名 非会員16名)でした。

報告・丹羽 功


🔶スピーカシステムデザインセミナー実施報告

日 時:2014年10月9日(木)14:00〜19:00
会 場:新宿区牛込箪笥区民ホール
講 師:増 旭
主 催:一般社団法人日本音響家協会 東日本支部

第一部:スピーカシステムの構築

▲配布資料より

劇場の標準的なスピーカ設備について述べられていた。

プロセニアムスピーカのセンターチャンネルが必要なことについても触れていたが、これは1988年普門会館で日本音響コンサルタント協会共催により実施した実験会「スピーカシステムの音質変化の要因を探る」で検証したことを思いだした。現在、映画館のサラウンド同様、劇場のプロセニアムにもセンターチャンネルと左右チャンネルを設けておくことはサウンドデザイナーの立場で言うと不可欠である。

2階席の下、アンダーバルコニーの補助スピーカを後ろの壁に取り付けるという提案は、これも映画館の6.1の効果から考えてみればおかしくないと思えた。

 

第二部:測定器を使用したチューニング

SIMを使用した測定方法と音場補正について解説されていた。システムデザインの基本は、調整エンジニアの個性色を付けないで素直な音にするまででとどめて、音の色付けはサウンドデザイナーの領域にすべきであると説いていた。

 

第三部:低域の制御

低音の回り込みを遮断するのは並大抵でない。舞台では不可能と言ってもよい。昔はホーンを用いて指向性を持たせたウーファがあった。

これを、背後に設置したもう一台のスピーカを逆位相にし、回り込み音をキャンセルすることで指向性を持たせる実験が行われた。

最近、位相関係を応用した音響機器が多く開発されるようになってきた。音響家技能認定講座のベーシックコースでも学んでいるように、位相についての知識は音響家にとって、とても重要なのだ。

▲回り込み音のキャンセレーションを試聴する受講者たち


🔶オペラ・サウンドデザイン・セミナー実施報告

日時:2014年7月17日

場所:滋賀県立芸術劇場(びわ湖ホール)

講 師:押谷 征仁

演 目:ワーグナー『ラインの黄金』をテーマに

主 催:日本音響家協会 西日本支部

協 力:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール


🔶最新のスピーカシステム試聴会

練習スタジオを全貸切っての試聴会で、ビジターのお好みのレベルで、ゆったりとした試聴ができて好評でした。

日時:2014年6月13日

会場:ゲートウェイスタジオ高田馬場3号店

主催:一般社団法人日本音響家協会東日本支部

◎参加ブランドと出展企業名

 Adamson 松田通商株式会社

 BOSE ボーズ株式会社

 CODA AUDIO ヒビノインターサウンド株式会社

 Community 松田通商株式会社

 d&b audiotechnik オタリテック株式会社

 JBL PROFESSIONAL ヒビノ株式会社

 L-ACOUSTICS ベステックオーディオ株式会社

 MeyerSound ATL株式会社

 NEXO ヤマハ株式会社

 PreSonus オタリテック株式会社

 RENKUS-HEINZ コモドマッティーナ株式会社

 TANNOY TCグループ・ジャパン株式会社

 TW Audio グラフィカ株式会社

 WRAPSOUN エヌエスイー株式会社

 YAMAHA ヤマハ株式会社

  

  

  

  

  

 写真はランダムな掲載です。